世界の戦争の歴史を見てみると領土の奪い合い、つまり境界線が原因で起こる事が多く見受けられます。
 境界線はお互いの財産の範囲を確定するので、その位置が曖昧であったり、互いの力関係に差があると問題になりやすいのだと思います。これは私たち個人が所有する土地でも同じ事が言えるのではないでしょうか。
 仕事上で境界線を扱っていると、越境の問題はしばしば起こります。土地の管理が不十分であったり、お隣さんが勝手に境界杭を動かしたり、そもそも何処に境界線があるのか分らない等、原因はさまざまです。一度問題になると解決に至るまで長引くのも境界線の特徴です。

目に見えない境界線をはっきりとするには

①境界を合意した書面を残す。

②境界を示す図面を残す。

③境界を示す境界標を設置する。

そうすると事で、お互いの大事な財産である土地を守る事の備えになるのではないでしょうか。